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症状理解の基本

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子どもが症状を呈した時、周囲はすぐに対応をと考えますが、その前に症状についての理解が必要となります。その際、子どもの症状の成り立ちとして、生まれもった気質・生育環境・直近のストレスの3要素を考えます。

人にはそれぞれに生まれ持った気質があります。産科で生まれたばかりの赤ちゃんを見ても、エネルギッシュに泣く赤ちゃんや穏やかそうにじっとしている赤ちゃんなど十人十色です。赤ちゃんは育っていく中で養育者としての大人に出会います。そこで得られた安心感を支えに外の世界へと活動の場を広げてゆきます。その外の世界で受けたストレスが子どもの心の器で抱えきれなくなった時に症状が生じます。昨今の児童思春期精神医学では気質が重要視されており、ADHDやASDという気質に根差した診断が増えております。またPTSDなど直近のストレスに限定した診断も見受けられます。

もちろんそれらの視点は重要ですが、当院では生育環境も大切にしたいと考えております。子どもが育っていく中でどのように大人と出会ってきたのか?大人との出会いで何を感じてきたのか?また、どのように仲間と出会い、同年代でのテーマである競争と協調をどのように体験していたのか?を振り返ります。そのような対人関係の歴史がその子どもの対人関係の傾向を作り、そこに適応上の不安が重なった時に症状が生じていると考えます。従って子どもさんが求めている関係性がどのようなものかを共に考えてゆき、安心できる関係性の中で症状の軽減を図りたいと考えております。

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診療内容
児童・思春期精神科、心療内科
院 長
松谷 克彦
住 所
〒158-0097 東京都世田谷区用賀4-4-8
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