身体的不調
頭痛・腹痛・めまい・立ちくらみ身体症状を呈する子どもさんも多くおられます。小児科で治療を受けても改善しない場合は心理的な背景をも考えた方がよいでしょう。何らかの葛藤があるがうまく意識化されない、または意識したとしても相談するよりも自力で解決したい方に多いようです。
特に思春期の子どもさんは「強くありたい」「簡単に周りに頼りたくない」という思いが強いので、そもそも弱音は吐きたくにないし、仮に不調を訴えるにしても身体ならともかく心の不調は訴えたくないし、自覚もしたくない、というのが本音ではないでしょうか?
かといってその子どもさんの内面的な不安や不満にズカズカ踏み込むことは、子どもさんをいたずらに傷つけて態度を硬化させることにしかなりません。
自力で乗り越えてきたという誇りを大切にしながら一緒に背景について考えてゆけるといいと思います。